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◎からだの不思議◎

 

共鳴法の整体術を習い始めた頃の事です。

 

「本当にこんなに軽くスーっと撫ぜるだけで、骨が動くのか?」

と、まだ半信半疑でしたが、やっぱり動くんですねー。

 

決してオーバーな表現ではなく、本当にフェザータッチで指の横や掌、手の甲を撫ぜるとクルブシの出っ張り具合や骨盤のねじれ、肩の高さから顔の左右差まで変わって来ます。

 

で、ある時。

仕事中に身体介助やコミニュケーション中に相手の手に触れたりすることがありますが、この時にうっかり共鳴点に触れてしまったら?相手の骨が動いてしまうんじゃないか?これが元で骨格が崩れてしまうのではないか?と、いう疑問がフッと湧いて来ました。

 

その点を後藤先生を通して別所先生にお聞きして頂いたところ、「変化しないから大丈夫」とのお答えでした。

 

例えば、脛の外側の骨が共鳴法では手の小指第一関節の外側に対応しているのですが、「ここが脛の外側の骨だ!」と明確に思い定めて小指をスーっとやると変化する。

「明確に思い定める」というのがポイントです。想念や意思の力が大切だとの事です。

小指を「脛」と思うか思わないかが、「効く」か「効かない」かを分けている。

 

先日、職場の女性が腰が痛いと言われるので、首、肩、腰、足首の左右差があるところを確認して、対応している手の共鳴点にソっと操法をしたところ、「!・・治った!」と喜んで下さいましたが、自分でやっておいて言うのも変だけど、変化するほうもするほうです(笑)

体が持つ感度の高さに驚きました。