毎月1回、後藤先生のところでの勉強会があります。
一緒に学んでいる仲間でお互いに練習台になって、その時のからだの状態をチェックしてから操法の練習になります。
以前は、からだをチェックしていく時に、肩がこっちに下がってるとか、腰がこっちに捻れてるとか口に出していたのですが、今はほとんど口には出しません。
ナゼかと言うと、言葉に出すとどうも
…からだが勝手に反応し始める…
からです。
今チェックした人と次にチェックした人では「あれ?逆になってる?」という様なことが起こります。
からだというのは、絶えず動いている訳だから、当たり前と言えば当たり前なのかも知れませんが、まるで言葉をからだが聴いているか細胞が聴いているようです。
わたしたちが思っている以上にからだというのは超高感度なようです。
前の記事で愉気のことを書きましたが、当リトルメディスンの最初のお客様は、身体に障害をお持ちで手足に装具を着けていらっしゃいました。
装具を外して頂こうか?とも思ったのですが、それはしっかりとした信頼を頂けるようになってからだと判断して、装具の上からでしたが思いを定めて操法を行ってみました。
手の平から肘の辺りまで装具があったのですが、装具越しに親指の付け根のあたりとそれに対応する肩口のあたりに指先を置いて愉気をすると、しっかりと肩口の筋肉が緩んだのがわかりました。驚きましたね。
すごいですねぇ…「からだ」というのは。
こちらの意図を感じ取り、読み取って反応しているわけですから。